[AIR_矢野さん]滞在報告 9/24

AIR_yano

2017/09/24
東京からの友人は、有田焼を見に出掛けていった。
私は大洋荘に残り作品について考える。
三輪さんからいただいたお米が沢山あったので、チャーハンを作る。
大洋荘には広い芝生の他に、こじんまりとした日本庭園もある。色々イジっていたら、手水鉢の水が出ることを発見。嬉しくなる。
芝生には飯川さんのサッカーボールと軍手(雑草を抜くために飯川さんが買ってきたもの)が落ちている。何もない芝生の風景より余計に静かに感じる。

夕方も近くなった頃、飯川さん達が対馬から帰ってくる。
三人で対馬名物のかすまきを食べる。
対馬でヤマネコを見たといったら、新聞沙汰になる程の事だったらしい。
夕方、飯川さんのお友達は新幹線に乗って帰っていった。
暗くなる前にコメリに行く。毎日行っているので店員さんの顔を覚え始める。

夜、大洋荘近くの夜しかやっていない喫茶店に行ってみる。
夜しかやっていないと聞いて夜に訪れてもいつも閉まっていたので、幻の店が開いている感覚になったが、マスターに聞いたら19時半から22時半、火曜日以外は毎日オープンしているとのこと。
その時間帯にウロウロしていないだけだったと気付かされる。

帰りは海沿いを歩く。
福岡の夜景がキラキラしていて、感動にキリがない。
大洋荘にいると、海を見るためだけに、色んな時間帯に外へ出ていくようになった。

現代美術作家 矢野恵利子