福岡ゲストハウス白書 トークイベント

REPORT


これは福岡イベントあるあるかもしれませんがまずは乾杯から始まります(笑)
開始予定時間より何と1時間遅れてのスタート・・・ゆるすぎました。。
最初からいらしていただいてた参加者の方には申し訳なかったです。

ゲストは自由な旅人のようでお酒とおつまみの追加買い出しに自ら出かけて行きました。

予定を立てない旅が楽しいように、ハプニングがつきものの旅が楽しいように、そんなイベントが成立したのは参加者の方々の自由な心と寛容さのおかげですね。

ゲストが来るのを待ってる時間もこんな自由な感じ(笑)
参加者には民泊や不動産関連、ゲストハウスを将来やろうと思ってる方など関心の高い方々がいらっしゃってました。

まずは最初だけ真面目に会場の大洋荘のご紹介。
テーブルを囲んでゲストと参加者の区別がないのがいい雰囲気をつくりました。
一部と二部に分けてたのを混ぜて飲み食いしながらの飲み会スタイルでした。
今回まずゲストにお願いした美野島ゲストハウスコンビのお二人。

コステル美野島の貞國さんと打合せに行った時に偶然二木さんもいらっしゃって、元々お話しようとは思ってたのでその場で依頼しました(笑)

まずコステル美野島の貞國さんは福岡のゲストハウスブームの前から古き良き昭和感の漂う美野島商店街に目を付けてゲストハウスを始められました。

ゲストハウスを元々やりたかったというより、住まいの30年ローンの常識みたいなものを打ち破るべく、何もなかった更地に建物を立てて結果的にはゲストハウスになってますが、概念としてはモバイルハウスやタイニーハウスが原点に近いような気がしました。

それよりおもしろい点は住まいのコストを下げたり自由度を上げるだけでなく、そこに稼げる、商売ができるという視点が入ってることが革新的ではないでしょうか。住んでもいいし、商売してもいいし、両方同時にもできるという、職住混合なスタイルの可能性を感じました。

そしてこちらも美野島商店街でHostel FUTAGIというゲストハウスを運営される二木さん。

世界一周をした旅人で旅好きが集まるシェアハウスを同じ場所で元々運営されていて、そこをリノベーションしてゲストハウスにしました。

二木さんもゲストハウスを元々やろうと思ってたというより、旅人にとってのコミュニケーションポイントをつくりたいという想いがゲストハウスという形になっただけというのは意外でした。

そして直前でゲスト参加していただいたのは泊まれる立ち飲み屋STAND BY MEを運営される貞末さん。数ヶ月前にOPENしたばかりですが1階の立ち飲み屋は宿泊客以外も利用でき連日大盛況です。

貞末さんもゲストハウスがメインではなく他にもイベント事業・フォトスタジオ事業なども手掛けており、福岡ではご存知の方も多い肉フェスやフクコンなど鎌倉から移住されて福岡で様々なおもしろい仕掛けをされてる方です。

短期間の準備でオープンしたのでとにかく関わってもらう人を増やすことを考えられたそう。福岡に大人気店にいくつも関わってもらったメニューがあり、福岡内外でも名前が知られるアーティストやイラストレーター、DJなどのクリエイターも参画しています。

貞末さんの求心力が人を巻き込むコミュニティをつくり、それがパワーとなって大きな遠心力が生まれるというのは、1人の力では難しいことを可能にするシンプルだけどなかなか真似できないやり方ですね。

ゲストの3人が一番楽しそうでした!酔っぱらってました(笑)

大洋荘がもし宿泊施設になったら記念に3人で一夜限りのコラボゲストハウスやってもらいたいですね!

実は急きょ飛び入りで4人目のゲストが!

詳細はここでは明かしませんが、3人のゲストよりももっとハードル低く宿泊事業を始められた方で、スモールスタートしたい方には参考になるお話でした。

飲み会スタイルなので、ゲストにも直接気軽に話せましたし、参加者同士のおしゃべりも大いに盛り上がってました。最終のフェリー&電車の時間ギリギリまでみなさん楽しく過ごされてたのが印象的でした。

大洋荘の色々な可能性を試す中で今回のテーマはゲストハウス。
そして次はもうアート企画でアーティストインレジデンスが始まってます。
今後の大洋荘、そして西戸崎などのうみなかエリアにもぜひご注目ください。

text:うみなかリビングテラスディレクター/下野弘樹(まちとひとの未来の発明家)